月は満ちた。カレイは死なない。
釣りの秋ということで、
今日は奥松島へ釣りにいってきました。
風が強く難しい釣りになりましたが、
終了間際に釣りキチ少年がグッドサイズのカレイを釣り
私も小さいカレイを釣りました。
夕方まきばで魚は山分けし
とっぷり日が暮れた帰りの車中。
ビニールぶくろに入れられた
私のカレイは後部座席に
少年のカレイは助手席の少年の膝の上にありました。
、、あれは古川を過ぎた頃でしょうか
暗闇にぼんやり光る満月を見ながら信号待ちをしていたら
少年のカレイが突然
バタバタバタ
と動きました。
釣り上げてからすでに3時間以上。
数々の魚を釣ってきた少年も
これだけ長い間生きていた魚を見るのははじめてとのこと。
しかもそれからそのカレイは
少年の家に着くまでずっと
バタバタと動き続けました。
いくらなんでも元気すぎやしないか。
煮付けにする時煮汁の中を泳ぐんじゃないか。
そもそもこいつはホントにカレイなんだろうか、、。
なんだかちょっと気味が悪くなってきた少年は
「中山さん、これいらない?」
「、、、、いや、いいわ、、食べられないようにね、、」
私は自分の釣ったカレイが
ちゃんと動かなくなっていることにホッとしつつ少年と別れました。
それから我が家への帰り道
あれは三本木を過ぎた頃でしょうか。
バタバタバタ
なにやら後部座席で飛び跳ねる音がしたような、、、。
そんなわけない。
そんなはずはない。
でも
今夜は
満月。
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